彼氏に不感症と言われたので会社の後輩に相談したら、触って確かめることになって…!? (ページ 2)

「え…?」
「俺が、先輩が不感症かどうか確かめてあげます」

ぽかんと口を開けて祐樹君の顔を見ると、思ったよりも真剣な瞳でこちらを見つめている。

「確かめるって…」
「俺に直接触られて…それで気持ちよくなったら、不感症じゃないでしょう?」
「直接…!?」

普段なら、断っていたと思う。
彼がいくら可愛くても、会社の後輩だ。

明日からまた職場で顔を合わせる相手と、エッチなことをしてしまったら気まずくなってしまう。
だけどその日はお酒の勢いと、彼氏からの言葉のショックでおかしくなっていたんだと思う。
正常な判断かどうかなんて考える前に、ごくりと唾を飲み込んで、私は頷いていた。

「…お願い、していい?」
「もちろん」

彼は今まで見たことないくらい雄っぽい顔をして笑うと、店の外へ出ようと私の手を引っ張った。

*****

連れてこられた先は、繁華街の中の落ち着いたラブホテルだった。
部屋の中になだれ込むと、シャワーも浴びずに大きなベッドの上に誘われた。

「ここ、座ってください」

ベッドの上であぐらをかいた彼の、脚の間に座る。
後ろからハグをされる姿に、酔っていた頭でも少し恥ずかしく思う。
背中にあたる胸筋が逞しくて、顔にほんのりと血が上ってしまった。

「普段、どんなふうに触ってもらってるんですか?」
「あ、えーっと、自分で服脱いで…それからおっぱい揉まれて…」
「いつもは彼氏さん、脱がせてくれないんですか?」
「うん、自分で脱ぐかな」
「ふーん…」

どこか不満そうに鼻を鳴らした彼は、私を後ろから抱きしめたまま、耳元でそっと囁いた。

「じゃあ今日は、先輩が不感症かどうか、俺がしっかり確かめるんで…俺の言うこと聞いてくださいね」
「んっ、」
「まだ何もしてませんよ」

彼の吐息が耳朶をくすぐり、その感触に肩がぴくんと跳ねてしまった。
それをくすくす笑われて恥ずかしい。

だけど腕をゆっくりとさすられると、体から力が抜けていく。
彼の人肌が温かくて気持ちがいい。
とろん、と瞳が蕩けて、彼に体重を預けていった。

「そう、リラックスして」
「う、ん…」
「先輩の肌、さらさらしててとっても綺麗ですね」
「っふ、ぅ、」

彼の手が、腕からそっと胸の方へと移動する。
触れられたところがじんじんと甘く、熱くなっていった。

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