私が振った元カレがイケオジになり、主導権をすっかり奪われたままイカされてしまう。 (ページ 2)
眠っていた性欲が、智也との数分の時間で覚醒したのだ。
「わかった。また後で」
同窓会で再会したカップルに火が付く話を鼻で笑っていた理美だったが、下半身にぞわぞわと電気が流れだすような、そんな熱さを覚え必死で堪える。
そのまま二時間ほど悶々としたまま、久しぶりのメンバーとの昔話に愛想笑いを浮かべていると、智也がやってきて囁いた。
「少し先のコンビニにタクシー呼んで待ってるから」
その言葉は理美にとって十分な前戯だった。
智也はシティホテルを選んだ。二十五階の部屋からは都会の夜景が眩しく映る。
「こういうホテル、よく来るの?」
「出張も多いからね」
理美は智也の機嫌をうかがう。あんなにわがままを言っていた女が、従順な女を演じている。
「理美には感謝してるよ。あれ以来、俺なりに色々と努力したからさ」
「なんか、ごめん」
「ごめんとか言うなら早く脱いでよ」
「えっ」
「抱かれるために来たんでしょ」
理美が付き合っていた智也とは別人のような強引さに、理美の昂ぶりが止まらない。視線が全身に突き刺さり、いやらしく品定めをされていると思うだけで濡れてしまう。
「なんかぽっちゃりしたんじゃない?」
「そんなことわかってるから言わないで」
「感度は変わってないの?」
ワンピースのジッパーを下げながら、智也は理美を困らせる。
「このワンピース、理美の趣味?旦那の趣味?」
「…」
突然、智也の唇が理美の首筋に這うと、まるで十年間待ち焦がれていたかのように理美の女体が騒ぎ始めた。
「あっ」
「なんかこのキャミソールも理美っぽくないし」
そう言って、智也がブラとパンティーだけを残して着ていたものを奪い去った。
「やめてよ…」
「そういうとこは変わってないんだね」
ブラのカップをずらして、乳首を弾かれる。
「乳首が硬くなってるけど」
「はぁっ」
まだキスもしていないのに、理美の体は紅潮しじっとしていられなくなっていた。
「足、開いて立って」
もう智也のいいなりになるしかない理美は、十センチほど足を広げる。
「もっと」
足首を掴んでぐっとずらし、智也はパンティーの上から人差し指ですうっと愛肉をなぞる。はっきりと卑猥な形がパンティーの上からでもわかるほど、理美のその部分が呼吸を乱している。
「あっ…、あぁん」
智也がゆっくりと理美にキスを始めた。甘くて優しいキスは十年前と変わらない気もするが、キスをしながらの手マンが気持ちよすぎて理美は限界を迎えていた。
「やだ…、気持ちいい」
思わずベッドの方へと動き出し、大の字になって智也を求めた。
智也がそそくさと服を脱ぐ間に、理美もブラとパンティーを脱ぎ全裸になる。だらしない体を見られたくないはずなのに、あの愛撫を早く再現してほしくてたまらない。
「なんかムチムチでエロいじゃん」
覆いかぶさって乳房を何度も揉みながら、ぺろぺろと乳首を刺激する。脇腹を上下にフェザータッチで撫でながら、理美が動いてしまうのを全身で遮る。
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