雑魚寝をするアルバイト仲間がいる中で、彼に愛され声を押し殺しながらもいつも以上に感じてしまう私。 (ページ 3)
後ろから碧人のペニスがむにゅっと詩織の中へ入ってきた。
「くっ!」
碧人も相当気持ちがいいようだ。ゆっくりとしか動けない状態で、それがかえって快感の振動を生み出す。
「うううっ…」
詩織の呼吸はますます荒くなり、碧人に合わせて自然と自分からも動いていた。
「あぁ、あぁん」
碧人が詩織の口を押さえる。
その時、後輩が寝返りを打った。
起きている!
パンッ!パンッ!
二人の声でなく、繋がった二人が放つ音が聞こえているのだろう。一瞬、二人は動きを抑えたが、もうやめることが出来なくなっていた。止まっていても詩織の中で碧人のペニスが大きくなってしまうのだ。
碧人の腰が打ち付けられるたびに詩織は絶頂への階段を上っていた。誰もいない部屋なら、叫び狂っていたかもしれないほどのエクスタシーだ。
「ぐうっ」
二人同時に達していた。そして、そのまま動くこともなく、静寂の中で最高のセックスの余韻に酔いしれていた。
くるっと体を反対に向け、詩織は碧人を見つめる。
チュッとおでこにキスをして、碧人はしーっと詩織の唇を指で押さえた。
後輩が毛布をかぶり直したことを詩織は見ていたが、碧人には言えなかった。
こんなにも激しく達してしまったのだから、この状況に興奮していたことには間違いないのだ。
どんな顔をして明日後輩に会おうか、そんなことを考えながら、詩織は碧人の胸の中で眠りについた。
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