執着系幼馴染に危機感感じて逃げ出したのに、あっさり捕まってしまいました♡
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執着系幼馴染に危機感感じて逃げ出したのに、あっさり捕まってしまいました♡ (ページ 1)
就職して数年が経ち、仕事にも慣れてきたタイミングで一人暮らしを始めた私。
大人になって自立したかったのもあるし、何より素敵な恋をしてみたかったっていうのが理由として大きい。
もちろん、これまで彼氏が出来たこともあったけど、その度にとある邪魔が入って、どの恋愛も長続きしなかった。
その元凶であるのが、幼馴染の朝陽。
朝陽の家と私の家はご近所さんで、同じ学年の私達はずっと一緒に育ってきた。
小中高、そしてなんと大学まで同じ学校に通った私達は、職場こそ別の所に就職したけどそれでも最寄駅も同じで家も近所。
離れたくても、なかなか離れられなかった。
仲が悪いわけじゃない、むしろ趣味も合うし気心しれた相手だけに、一緒にいるのはすごく楽。
だけど、朝陽には悪い癖があって、いつも私の恋愛に邪魔をしてくる。
彼氏の悪い所を私に吹き込んできたり、彼氏とのデートに横槍を入れてきたり、部屋に2人きりでいれば当然乱入してくる。
周りも結婚していくなか、私だってまともに恋がしたい!
そう思って朝陽に内緒でこっそり準備して進めた引っ越し。
…のはずだったのに。
「なんで、朝陽がここにいるの?」
まさかの、引っ越し当日の夜。
片付けもまだ終えていない段ボールだらけの部屋に、彼は当然のように現れた。
「そりゃ、知ってたからね」
「なんで、私言わなかったよね」
「そうだね、紬は言ってない。おばさんから聞いた」
…お母さん、あれだけ内緒にしてって言ったのに、なんであっさり言っちゃうの。
「…そっか。とにかく、私まだ片付けも終わってないし、また落ち着いたら連絡するから…」
朝陽は帰って、そう続けようとした私の身体は強い衝撃と共に床に押し倒された。
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