ハネムーン先で、マッチョな現地ガイド君との駅弁ファックにイかされちゃう私…
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ハネムーン先で、マッチョな現地ガイド君との駅弁ファックにイかされちゃう私… (ページ 1)
出国ゲートを通過する夫の背中に向かって、中指を立てた。
ああ、むかつく。
成田離婚という言葉はよく聞くけど、まさか私がこんな目に遭うとは思ってもいなかった。
夫は到着した時から不機嫌で、私の言動のすべてに、突っかかってきた。
私は帰国子女なので、英語はかなり得意なほうだ。
レストランの予約や買い物、タクシーの価格交渉など、できるほうがやればいいと簡単に考えて、すべて私が行っていた。
夫はそれが気に入らなかったらしい。
そして、とどめの浮気発覚。
夫のスマホにシュノーケリングツアーのバウチャーが保存されていたので、用意しておこうと思ったら、メッセージ画面をうっかり見てしまった。
夫は、元カノ相手に、私との結婚を後悔してると言っている。
頭にきてメッセージを遡っていったら、旅行の前日に元カノの家に泊まっていたことが発覚した。
その日は、徹夜残業していたはずだった。
当然喧嘩になって、仕事を口実に次の便で帰国すると言い出した。
確かに仕事上のトラブルで会社から連絡があったけど、緊急帰国するほどのものではなかったはずだ。
中指を立てたまま怒りに震える私を、現地ガイドのサムが困惑の目で見つめている。
いかつい顔をしているのに、困ると眉毛が下がるところがなんだか可愛い。
「サム、ごめんね。これからホテルのチェックインだったっけ?」
今日は離島から、本島への移動日だった。
本来ならば、フェリーで本島に帰ってきてそのままチェックインのはずだったが、その前に空港に夫を送りに来ていたのだ。
サムは、ある程度の日本語を話す現地ガイドだ。
筋骨たくましく褐色の肌で、いかつい顔をしている。
最初は怖かったけど、何回か会っているうちに慣れて、可愛いとすら思えるようになった。
*****
オーシャンフロントの部屋からは、どこまでも続く白砂のビーチが見える。
低層のコテージタイプのホテルで、私の部屋はテラスからそのままビーチに出られる1階にある。
ホテルに向かう送迎車の中で、サムの予定を聞いた。
私をホテルまで送り届けたら仕事は終わりとのことだった。
途中のスーパーでビールを箱買いして、午後はサムと部屋飲みすることにした。
泳ぐ気はなかったけど、せっかくのリゾート気分を味わうため、ビキニに着替えてパレオを巻いた。
サムもガイドの制服では落ち着かないというので、パレオというか、部屋に置いてあったホテルの名前の入った腰巻を貸した。
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