髪型もスタイルもあの頃と同じ元カレが店の前で待っていて…抑えきれぬ激情
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髪型もスタイルもあの頃と同じ元カレが店の前で待っていて…抑えきれぬ激情 (ページ 1)
(あっ!?)
シャンプー台で彼の頭を抱え込むように洗った時に感じた
彼の吐息が一瞬にして過去を思い出させた。
雅人と別れたのはもう6年にもなるだろうか。
私はその間に結婚し子供もいる。
美容師である資格を活かしてヘアサロンへ、パートに出たのもきっと退屈な自分への言い訳だと思う。
そして、その日は突然にやってきた。
カラン
ドアに付けられた呼鐘が鳴り、彼は現われた。
「いらっしゃいませ・・・。」
「あの、予約なしでもいけますか・・・。」
「んっ、まさか・・・!詩織?」
「雅人・・・だよね?」
偶然過ぎる再会は私の心の中に火をつけるには十分だった。
そして、月に一度、必ず第一週目の日曜に彼は現れ、シャンプー台で彼に近づくたびにあの頃の感覚が私の身体の中で蘇っていった。
ヘアサロンの美容師と客という立場だけが私の理性を保たせていてくれた。
そう、あの時までは・・・。
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