変態で早漏、だけどやっぱり大好きな彼氏。今夜だって、ほら… (ページ 4)
「すげー気持ちいい、あーいきそ」
そう。翔君は早漏なのだ。それはもう、悲しいほどに。
「う、ッ」
だから私を気持ちよくする前に果ててしまうのはしょっちゅうのことで。
「で、出る、出るよ!」
彼は白濁の液体を、私の中いっぱいに注ぐ。
「あ、えっ?」
でも、終わったはずなのに彼はまだ腰を動かしている。
「ひゃ」
普段なら自分だけイってしまうとすぐに眠ってしまうのに。
さっき何度も出して、今も1回出したのに、太さも硬さもいつも以上で。
嬉しかった。
私を求めてくれている愛おしい人の吐息を聴きながら、幸せな気持ちになる。
「我慢できないよ」
耳元でそう囁かれて、お腹の奥がきゅんとなる。
しばらくピストンを続けていると、翔君は余裕が出てきたのか私を焦らしはじめた。
ゆっくりと陰茎を抜き差しされる。
精液が掻き出されてタイルの床にとろりと垂れていた。
亀頭だけを入り口になぞらせ、何度も往復させる彼。
息が上がっているのはお互い様だった。
「奥まで入れてほしい?」
どうやら彼は私におねだりをして欲しいらしい。
だから私はあざとくこんなことをしてみる。
「ッ、あぅ」
彼の下腹部にお尻を押し当てて、膣をぎゅうっとしめたのだ。
「そ、それやばい、気持ちよすぎっ、あっ」
ひくひくと動く私の中で翔君がまた果てる。
どくどくと膣内に流れ込む精液が温かくて、まるで翔君に包まれているかのようだった。
「舞」
性器を抜き、彼が私を自分のほうへ振り向かせる。
「ん?」
私はぼーっと熱に浮かされたような気分だった。
「もう一回」
翔君が甘えるようにそう言うので、私は頷くことしか出来なかった。
その夜は、家に帰った後も、私たちはひたすら抱き合った。
積極的な彼もいいかも、なんて思いながら。
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