記念日にはじめてを経験して全てが満たされる幸せな夜 (ページ 3)

「舞ちゃんの胸、とっても綺麗だね」

脱衣所で下着を脱ぐと、彼が少しうっとりしながらそう言った。

この人って、こんなこと言う人だったんだ、とギャップを感じて心臓の音が早くなる。

不意に視線を下げると、翔君がまだトランクスを脱いでいないことに気づいた。

「……翔君」

そうして男の人のところが、大きく反りあがっていた。

私がそこをじっと見つめていることに気づいたのか、翔君は目を逸らしながら、

「俺、結構余裕ないかも」

と頬をかきながら顔を綻ばせた。

そんな彼が可愛くて、意地悪をしたくなってしまう。

ぴとりと彼の体にくっつき、硬くそそりあがったソレを指先でもてあそぶ。

「う、ぁっ……舞ちゃ、ん」

目を瞑って快楽に身を委ねる翔君。

「はい、脱ごうね」

すとん、と下着を下ろして、彼の手を引く。

翔君の性器は時折びくびくしていた。

「洗ってあげるよ」

仕返し、とばかりに、彼がボディソープを塗りたくった手のひらで体中をまさぐる。

「ぁん、んんっ」

自分でもびっくりするような声が出て、恥ずかしくなる。

「すごいエロいよ、舞ちゃん」

後ろから抱え込まれて、彼の吐息が近くに聞こえて、

「翔君、も、もう、私っ」

我慢できなかった。

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