危険な噂が絶えない幼なじみの家で…理不尽な未来を前に過ごす幸せな今 (ページ 5)
「ふあ……っ。くぅ……っ」
自分の体がこんなふうになっていたなんて、驚きだ。
頭の奥が、ちかちかした。
「力抜いて、そう」
ちゅ、と、唇が触れた。
それから、深い深いキスへと変わる。
キスと愛撫に夢中になっている間に、痛みは少しずつ薄れてきた。
彼は確かめるように優しく腰を動かす。
私の悲鳴が淫靡な甘い声へ変わるのを待って、ピストン運動は激しくなった。
「ああ……、はぁん……っ」
痛みの向こうに、こんな罪深いほどの快感があるなんて知らなかった。
自分のモノとは思えないほどはしたない喘ぎ声が漏れていく。
このまま二人、永遠に溶け合ってしまえたら良いのに。
二人の指を絡ませて、潤はなおも淫らに腰を動かす。
「やぁ……、変になる……っ」
「俺も」
彼の動きはますます加速していき、ぐちゅぐちゅという淫らな水音が部屋に響いた。
「ああ……。いい、だめ、あん、……ふあああんっ」
存分に重なり合い互いの熱を存分に感じ合った私たちは、ついに二人同時に昇りつめてしまった。
潤は、ここ最近では見せたことのない彼本来の柔和な笑顔を浮かべて私を見ると、そっとキスを落とす。
彼のキスを素直に受け入れる私もきっと、同じくらい幸せな笑顔を浮かべているのだろう。
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