長い片想いに疲れていた私は恋愛経験のないまま… (ページ 14)

「・・・ゆまちゃん、ずっと、ずっと…好きだよ…。」

嘘…。

「・・・ごめん…我慢できなかった…」

雨宮さんはずるい。

答えはでないまま、唇は深いキスで塞がれる。

繋がったままでキスするの…ずっと夢だったなぁ。

そんなことを思ったら、急に雨宮さんが愛おしくなった。

雨宮さんの腰が速くなる。

「あっ…あん…イッ…イッちゃいそうっ…!」

「俺も…もう…はぁ…はぁ…中で出してもいい?」

もう、どうでもいい。今は、雨宮さんだけしか…見えない。

「はぁ…あっ…あっ!…だ、だして…!」

じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ…。

びくんっ…!

びくんびくんっ…。

熱いのが、中に流れ込んでいく。

胸がいっぱいで、苦しい…。

こうして、私は大人になった。

-FIN-

この作品が良かったら「いいね!」しよう

37

コメント (0)

コメントを書く