笹川よる の作品一覧(全10件)
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失恋で傷ついた心ごと大切に優しく癒やしてくれるセラピスト
数週間前のことだ。 失恋した。 昔、誰かが「付き合ってない段階で交際を断られたのは失恋とは言わないのよ。」なんて言ってたけど、それは違うと思う。 大して生きてもないし、大して恋愛もしたことないけど、でも… 片思いだって恋...
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2015.12.2
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無愛想で腹が立つ先輩の心中を目の当たりにして…甘くイジワルに愛される
「長谷川さん!」 「…。」 長谷川さんは何も言わない。 何も言わずにスタスタと歩き出してしまう。 あたりがすっかり暗くなった午後7時。 新宿は家路を急ぐ人で溢れかえる。 みんなどこかへ帰っていく。 家族のもと、恋人のもと...
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2015.11.5
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優しく気遣い屋の彼の理性が切れて何度潮を吹いても止めてくれないピロートーク後エッチ
穏やかなオレンジ色のライト。 滑らかなシーツ。 まだ、熱が残る貴方の体温。 「カラダ、きつくなかった?無理しちゃってない?」 経験の浅い私を片岡さんは気遣ってくれる。 6歳年上の彼。 甘くてラブラブなピロートークじゃない...
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2015.9.27
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好きなのに、向き合えなかったあの人とバスの中で再会して…
「◯◯団地行き、発車致します。閉まるドアにご注意下さい。」 いつも通りの停留所。 いつも通りの駅前のビル街。 仕事帰りにバスの車窓から眺める景色は、安っぽいパチンコ屋のネオンに照らされて、疲れを一層重くする。 今は、憂鬱...
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2015.7.28
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長い片想いに疲れていた私は恋愛経験のないまま…
「ゆまちゃんは一途だなぁ。」 軽快なピアノが奏でるジャズが小さくかかった喫茶店。 いつものタバコをふかしながら、雨宮さんは言った。 「その人のこと、何年ぐらい想ってるの?」 「5年・・・ぐらい。」 昔はこんな話してなかっ...
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2015.6.15
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初デートが終わってから見せた心配症な彼の新たな一面
「気をつけて、帰ってね。」 「うん。家、ここから近いから。」 「そっか…。」 「今日、楽しかった。ありがとう。」 「こっちこそ。じゃあ、また。」 「うん。じゃあ。」 そう言って、駅前で、博くんと別れた。 さよならの挨拶も...
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2015.5.26
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真面目でピュアな犬系男子を自習室で誘惑しちゃう思春期エッチ
チクッタクッチクッタクッ・・・ 聞こえるのは無機質な時計の針の音だけ。 放課後の自習室は静まりかえっている。 部屋にいるのも、たった2人・・・。 「松永くん。」 「何?急に。」 「あ、ごめん。今、問題やってたよね・・・邪...
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2015.5.8
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子ども扱いしないで。卒業式に抱え続けた想いを…
「美雪ちゃん、今日は久しぶりに家でご飯でも食べようか。」 制服姿の私に春彦さんが言った。 使い古したスクールバックには卒業証書が入っている。 春彦さんは、「久しぶりに」なんて言ってるけど、ホントは私がお願いしたのだ。 卒...
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2015.4.26
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SNSで知り合ったあの人に電話でえっちな指示をされてひとりで…
理由はたった一つ。 「寂しかったから」だ。 わたしには好きな人がいた。 高校2年の冬、学校帰りにふらっと立ち寄った小さな喫茶店で温かいコーヒーを淹れてくれた人。ネームプレートには「秋川」って書いてあった。 特別優しくして...
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2015.3.11
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歓迎会で、上司のセクハラからお酒に弱い私を救ってくれたひと
もくもくと立ち込めるタバコの煙。 ガチャガチャとグラスのぶつかる音。 下品な笑い声。 入社早々、歓迎会を開いてもらったものの、呑み会の雰囲気はどうも苦手だ。 そのせいで学生のころだって、ゼミの飲み会にさえ、ほとんど顔を出...
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2015.3.7