作品一覧(全2239件)
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住宅展示場。最後のお客様を見送った後、ため息をひとつ漏らした私に…
「ありがとうございました。」 本日最後のお客様を笑顔でお送りする。 私はハウスメーカーの住宅展示場でアドバイザーをしている。 今日は日曜日だからお客様が多かった。 住宅展示場だから、もちろん幸せそうなご夫婦やご家庭が多く...
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2016.10.24
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放課後の生徒指導室。本来なら生徒が指導される筈の部屋、それなのに…
放課後の生徒指導室。 本来なら生徒が指導されるはずなのに、今夜はわたしが指導される立場… 「千星先生、生徒との距離感には気をつけろと言いましたよね」 教頭である利人さんが椅子に座ったまま、わたしを鋭い視線で射抜く。 「は...
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2016.10.22
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無言電話につきまとい…―だけど彼には相談できなくて…
プルルル、プルルル...ツ-ツ- プルルル、プルルル...ツ-ツ-ツ- 毎日、嫌がらせのように何百回と鳴り響く電話 ろくに眠れない夜が続いて心も体も限界だった。 “この先何があっても守るから” “隠し事は無し、俺にはなん...
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2016.10.14
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彼には彼女がいる。分かっていた、だけど…抑え切ることなんてできなくて…
にわか雨が降った後のアスファルトの臭い… あの頃を出して泣きそうになる。 初めての独り暮らし。 うるさい親から離れて思い切り羽を伸ばしていた。 大学で知り合った佳代から 「理美さぁ~バイトしない?」 とメール。 佳代のバ...
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2016.10.7
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消極的な彼氏。優しいけれど煮え切らない、そんな態度に不満を募らせて…
その日はサークルの飲み会だった。 二次会が終わり、皆へろへろに酔ってきた頃。 私は同級生であり恋人の桜井君にそっと声をかけられた。 「この後、どうする?」 他のメンバーは三次会に行こうなどと話し合っている。 「千歳さんも...
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2016.10.1
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私にはコンプレックスがある。けれどもあの人を前にすると胸は高鳴る一方で…
才色兼備である玲の職業は社長秘書である。 今日も出勤時刻の1時間前には出社した。 澄ました顔でコーヒーを淹れ、自分のデスク周りを清掃し、パソコンを立ち上げ、メールチェックをする。 受信メールをそれとなく見ていた玲は、激し...
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2016.9.29
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胸のあいだに挟み込んだ彼の本能が次第に硬くいきり立ってきて…
私が太一君にパイズリをしてあげようと思ったのには、理由がある。 太一君の部屋に置いてあった、エッチな本。 端の折られたページに載っていたのは、男の人のソレを大きな胸に挟んだ女性の姿。 誌面に載っていた、顔も名前も知らない...
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2016.9.25
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差し出されたプレゼント。大きなくまのぬいぐるみに喜ぶも、目を疑うモノが付いていて…
「これ、千星にプレゼント」 年上の彼氏が差し出したのは、わたしと背丈の変わらない大きなくまのぬいぐるみ。 茶色いふわふわした手触りで、つぶらな瞳のくまさんはフツウに可愛い。 だけど、お腹のあたりに変なものがついているのだ...
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2016.9.22
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大人になった教え子と再会し懐かしさに心を弾ませていたら…
「あれ?桃子先生?」 私は私立高校で教師をしている、26歳。 今日は久しぶりの女子?会で、大学の同級生たちと集まることになった。 地下にあるカジュアルなイタリアンバーの店内へ向かう途中で声を掛けられた。 「桃子先生だよね...
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2016.9.21
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放課後の音楽室で暴かれる秘密の逢瀬
「はい、今日の授業はここまでです」 楽譜をトントンと教壇の上で揃えながら、水谷先生が言った。 「次はパートテストをしますね」 「え〜、水谷ちゃん、マジで〜?」 「もぉ、先生って呼んでってば!」 クラスの男子達の野次に顔を...
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2016.9.18
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ずっと好きだった、幼馴染みのような存在…二人の夜は緩やかに
週末の金曜日、たっぷり残業し、家に帰ってきてやっと自分の時間。 仕事は好きだ。 やりがいがある。 責任のある仕事も任せてもらっている。 同僚の独身女性たちが結婚し、妊娠して産休もしくは退社していく中、私は好んで仕事を優先...
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2016.9.16
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遊園地デート。観覧車からの夜景に見とれている私に彼が…
カップルで賑わう遊園地でデート。 『すごい人…わっ、』 「危なっ!ったく、ちゃんとつかまっとけ」 『うん///』 温かくて、自分より大きな手に引かれながら、その後ろを歩く。 ・・・・・ 「もうこんな時間か…最後何乗りたい...
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2016.9.14
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夏になると決まって思い出す遠い日のこと―俺はあの子に気持ちを伝えた
夏になると想い出す遠い日の想い出。 * * * * * * * * * 俺は高校時代水泳部に所属していた。 うちの学校では夏はもちろん冬でも走り込みなどのトレーニングがきつく、退部する部員が後を絶たなかった。 それでも続...
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2016.9.11
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「久しぶりだな!」そう言って笑顔を寄越す先輩が私を連れて行った先は…
私たちは、大学のサークルの先輩後輩。 センパイは、こちらへ出張になると近い仲間を集め、わいわい騒ぐ。 だから、今回もそうだと思ってた。 「おー、ハル!久しぶりだな」 「久しぶりって、今回は1ヶ月も経ってないじゃないですか...
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2016.9.8
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変態で早漏、だけどやっぱり大好きな彼氏。今夜だって、ほら…
「ね、ノーパンでコンビニでも行こうよ」 彼がそんな事を言い出したのは、何度かセックスをした後だった。 「羞恥プレイってやつ、俺してみたかったんだよね」 「翔君一人でやってきてよ、私もう眠い」 彼はちぇーと子どものように唇...
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2016.9.5
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会員制エステで施される薫るほど濃密で淫靡なサービス
仕事からの帰り道、雑踏を抜けてオフィスビルが立ち並ぶ通りから少し外れたところに、レンガ造りの壁に蔦がはった建物がある。 私は地下に続く階段を降り、重いドアを開けた。 今日も端整な顔だちの男がずらりと並んでいる。 「いらっ...
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2016.9.2