私を好きだと言ってくる同僚。冗談だと思っていたのに、ある日突然キスされて…!? (ページ 3)

「かわいかった。でも…まだまだかわいいところ見たいな」

そう言いながら押し付けられた彼のモノを感じて、どぎまぎしてしまう。

「でも…」
「俺、本気だけど」
「え?」
「本気で好きだけど」

そのまっすぐな視線に捉えられて、雫くんとならいいんじゃないかと思ってしまう…いや、多分ずっとそう思ってた。こんなに私のことを好きだって言ってくれて、内心うれしかった。でもその気持ちに蓋をしてたのは私自身だ。私には魅力があるはずないとか勝手に決めつけて、保身に走ってた。でも…。

「…わ…も」
「え?」
「わ、私も…好き」
「…まじ?」

驚いたような表情をする雫くんに向かって、こくりと頷く。

「…めっちゃ嬉しい。超うれしい!」

にこにことした笑顔に変わった彼は、ぎゅうっと私のことを抱きしめる。

「雫くん、くるしぃ」
「あ、ごめん。つい」

はにかみながら、頭をかく彼を見て口から声がこぼれた。

「かわいい…」

その瞬間、彼の顔つきが元通りになる。

「かわいいのは琴乃ちゃんの方でしょ」

そう言って、再び自身を秘部に当ててくる彼。それを感じて赤面してしまう。

「入れても、いい?」

こくんと首をかしげて聞いてくる彼。

「うん…いいよ…」

思わず許可してしまう私。

「ゴムは付けてるから安心して。それと、痛かったり嫌だったら遠慮なく言ってね」

いつの間に避妊具なんて付けてたんだろう。そんなことを思っていると、少しずつ彼が入ってくるのを感じた。

「っ…」
「中、やっぱりきついね。大丈夫?」
「うん…」

違和感はあるけど、はじめてにしては意外と平気だった。

「はぁ…全部入った」
「ほんとに?」
「ほんとに」

そう返事をしながら、私の頭を撫でてくれる彼。

「大丈夫そうだったら、動いてみるよ?」
「うん、大丈夫だよ」

そうやって答えると、彼は遠慮がちに私の中で動き始めた。

「んっ…ぁ…」

私の中で彼のモノが動く感覚が伝わってくる。思わず彼の首元に手を回した。

「琴乃ちゃん」

雫くんは、私の名前を呼ぶと腰の動きを速めた。

「あ、ぁぁ」

声にならない音が口からこぼれる。

「くる、も、だめ…ぁあ…」
「いいよ、一緒にイこう」

余裕なさげにそう言った彼は、ラストスパートとばかりに私を求めた。

「ん…ぁんぅ!」

身体のコントロールが効かなくなって、視界が霞む。またイっちゃった…。そう思いながらまどろみのなかに落ちかけた私の耳に聞こえてきたのは、彼の優しい声だった。

「絶対離さないから」

-FIN-

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