憧れの教授と乗っていたエレベーターが突然停止?!非日常の中で燃え上がるふたり! (ページ 3) ***** エレベーターの中は相変わらずしんとしており、うんでもすんでもない。 あれから何時間経っているのだろう。 桃子は横で静かな寝息を立てている天野を見た。 エレベーターの中は冷えているが、くっついていれば凍えることはない。 「助けってくるのかな…」 桃子はひとりごちた。 そしてこれは夢かもしれないな、と思った。 「夢なら覚めるのかな」 そうであれば、もう少しこうしているのもいい。 まるでふたりだけで、世界の果てにいるように。 コメント (0) コメントを書く コメントをキャンセル
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