彼の浮気現場をこっそり覗きながら、同時に一人でエクスタシーを感じる狂った私 (ページ 3)
「わー、綺麗ですね。加奈子さんが掃除してるんですか?いいなー」
トイレを借りてそのまま帰る気配もなく、女が部屋を見渡している。加奈子は気を使って相手をするのも苦痛になり、本当に具合が悪くなってきた。
「顔色悪いけど、疲れたか?」
潤一はいつもと変わらず加奈子を心配してくれる。隣の女が帰れば大丈夫とも言えない加奈子は、首を横に振って黙ってしまった。
「もう夜ごはんの時間だな」
「お腹減ってます?」
「少しかな。なんか食べて帰る?」
潤一は先輩として後輩を気遣っているのだろう。潤一の立場もわからなくはない。
「なにか食べてゆっくりして帰って」
加奈子は後輩に笑顔で言うと、そのまま隣のベッドルームに逃げ込んだ。
寝たふりをして、後輩のあざとさをたっぷり聞いてやろうと思ったのだ。潤一がどうかわすかも聞いてみたかった。
ところが、加奈子はうとうとして本当に寝てしまったようだ。
ぼうっとしたまま時計を見ると、時間は九時半だった。隣からきゃっきゃっと甲高い声が聞こえる。起きる気力もない加奈子は、そのままベッドで二人の様子を想像してみた。
すると、潤一の声が聞こえた。
「ちょっと…、ダメだって…」
「先輩、ちょっとだけです」
「あぁ、だめ、マジで、困るよ」
ーえっ?何か始まってるの?
心臓がバクバクしている加奈子の全神経が耳に集中している。潤一がそういう気分のときの声だと加奈子にはわかる。
女が潤一にちょっかいを出しているのだ。
怒鳴りこもうか。
泣きわめこうか。
目を閉じて、どうすればいいのか考えてみたが、加奈子はうずうずと昂っている自分に気付いた。体はなぜか動かないし、何よりこの先を見てみたいとさえ思っている。
「やだっ、もうっ、あぁん」
少しずつ女の声が大きくなっていた。
やっぱりあのムチムチの若い肌に男が勝てるわけがないのだ。
二人はもう裸だろうか?潤一はお酒を飲むとなかなか硬くならないはずなのに。
そんなことばかりが頭の中を駆け巡り、どきどきして呼吸が浅くなっている。
ちゅっ、ちゅっ…。
キスの音が聞こえた。間違いない。二人は始まっている。
「うっ、あぁん」
うっとりとした表情で女が潤一を見ているに違いない。そんな濃厚なキスの音がしばらく続く。
「加奈子さんとどっちが美味しい?」
「そんなこと言うなよ」
「あー、先輩キス上手い…」
加奈子は自分の指で唇をなぞっていた。潤一のキスはねちっこくて唇が吸い付く感じで、いつも加奈子は首に手を回しおねだりをしてしまう。
そのキスを隣で、今、別の女が味わっている。
「もうっ、あぁん、やだ…」
「大きいね」
あのエロいタンクトップを女は脱いだようだ。潤一が脱がせたのかもしれない。巨乳をぷるんぷるんと見せつけているのだろう。
加奈子はCカップだから、潤一の手にすっぽりと収まるサイズだけれど、あのメロンのよう乳房を潤一はどう思うのか。
「あぁぁ、あんっ…」
ちゅぱちゅぱと派手な音を立てて乳首に吸い付かれるのが好きな加奈子。まさに、潤一が女の乳首を同じように弄んでいるだろう。
女の喘ぎ声と、二人がもそもそと動く音が、さらに加奈子の体を興奮させていた。
感じた声を上げて腰をくねらせているだろう女の姿。まさか潤一はクンニまではしないだろうけれど、あの女は潤一のモノを咥えそうな気がする。
やめて…。バカじゃないの!
そう叫びたいのに、加奈子はぐっしょりと濡れているのだ。恥ずかしいほど濡らして、こんな姿を潤一に絶対に見られたくはない。
一人でなんかしないと、いつも潤一に言い張っているのに、今までのオナニーの中で断トツで興奮しているのだ。
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