通学電車で痴漢被害に。エスカレートする指に私は逆らえずだんだん淫らに堕ちていく。 (ページ 2)

「湿ってきてますね…痴漢されているのに、いやらしいですね」
「ちが…っ、ぁ、ぅ」

布越しに擦られているだけだったのに、クリトリスを潰される度にじゅわりと私はショーツを汚していることに気がついていないわけじゃなかった。

全くの他人じゃなかった事への安堵で気が緩んだのか、刺激され続けたからか分からないが、湊さんの指が時折濡れたショーツ部分をくっと中に押し込むように押し上げてくるたびに私はゾクリと甘い痺れを感じてしまった。

私が自分の身体の反応戸惑ってにいる間に、湊さんの指が到頭ショーツを除けてぴとりと私の蜜部に添えられていた。

「いいんですか、奈緒さん。このままだとここに僕の指が入ってしまいますよ」
「ふっ…ぁ、だ、だめ、だめです、湊さん」

私は慌てて湊さんの手を掴む。でも大きな手は私の些細な抵抗などどこ吹く風でびくともしなかった。
すり、すりとまた指が前後に揺すられる。ぬちゅりと恥ずかしい程の音が聞こえた気がして、私はたまらず俯いてしまった。

「項まで赤くして、奈緒さんは可愛いですね」
「湊さ、ん。だめ、こんなの駄目です」
「本当に?僕、知ってるんですよ…あなたが、本当はこうされるのを望んでいたの」
「…ぇ」

私はビクリと身体を強張らせた。恐る恐る後ろを見ると湊さんがにっこりと普段生徒に向けるのとは違う、どこか艶のある笑みを浮かべていた。

「昨日、書店で…立ち読みされてましたよね。痴漢物の官能小説を」
「!」
「ふふ、僕、思わず嬉しくて写真にとってしまったんですよ」
「ゃ、ぁ、そんな」
「興味、あったんですよね?」

私はカタカタと唇を震わせた。痴漢に嫌悪を覚えながらも体がこんな反応をするのは密に興味があったからだ。抵抗できない、そんな状況で自分の体を好き勝手される。そんな状況に怖いと思いつつ、仄かな憧れを持っていて、私はその欲求を満たすためにそういった類の小説を探していた。

漫画だとあまりにもあからさまで少し抵抗感があったから小説なら…と思っていたのに、吟味するために少し閲覧していたのをどうやら見られてしまっていたようだ。

私が羞恥と困惑で何も言えないまま固まっていると湊さんの指が、またぬりゅ、ぬりゅと私の割れ目を擦り上げ始めた。

「僕も、してみたかったんです。痴漢」
「ぇ…ぁ、っんんっ」
「声、我慢しないと周りに見られてしまいますよ」

クスクスと耳元で笑われて、私はコクリと息を飲んだ。いい子ですね。そう囁かれると同時に湊さんの指が到頭私の中にゆっくりと押しこまれた。

(指、太いっ)

ぬっち、ぬっちと濡れた蜜壺を太い指でかき回されて息が上がる。私の中を探るようにゆっくりとした動作の抜き差しはじれったく、私はたまらず身じろぎをする。すると湊さんの手が私のお腹に回り、ぐ、ぐっと臍の下あたりを押し込んで私の身動きを封じてしまう。

コメント (0)

コメントを書く