男運のない私をいつも慰めてくれる男友達に気づけば押し倒されていて…!? (ページ 3)
「果穂…いい?」
「あ…」
こく、と唾を飲み込み、私は陸の言葉にうなずいた――うなずいてしまった。
そして陸の熱が中に入ってくる。
たったそれだけで、くらくらとめまいがしそうなほど感じてしまう。
どうして、こんなに。
――気持ちいい。
今までこんなに気持ちよくなったことなんて、ないかもしれない。
「や、ああっあんっ、あんっ」
「は…果穂」
「あっ、ああっ! ん、あ…っひう、陸…」
「…ずっと、触れたかった」
深く感じるところを的確に攻められて、身体がびくびく震えてしまう。
どうしよう、気持ちいい。
もう何も考えられない。
陸の熱が奥まで届いて、ひっきりなしに声を上げることしかできない。
最初はこちらを気づかっていたような腰の動きがどんどん激しくなっていく。
「あっ、あ、やぁあっ! イッちゃ、もう、私…イッちゃう…!」
「は、ぁ…っ、く、俺も」
「やぁあんっ、あっ、あぁっ…! ん、ぁ…っ、~~っ!」
「っ…は、果穂…っ」
薄いゴム越しにどくどくと熱が広がっていくのを感じた。
どうしてこんなに、満たされた気持ちでいっぱいになってしまうのだろう。陸とはまだ、付き合ってもいないのに。
どうして後ろめたさより、触れられた喜びを感じてしまうのだろう。
陸がじっとこちらを見つめてくる。私はまっすぐその視線を受け止めた。
そうしてごく自然に彼の首へ腕を回し、まぶたを閉ざす。やわらかなキスを受け入れた、それがもう答えなのかもしれない。
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