飲み会の翌日に後輩くんに寝バックでたっぷりイカされてしまった話 (ページ 2)

 彼の長い指先が愛蜜をすくい、ぷっくりと膨れた肉豆をつまむ。

「裕貴、もう、やめ…てっ」
「じゃあ、俺と付き合うってもう一度言ってください」
「――――」

 口をつぐんで頭を左右に振ると、裕貴が私の粒をくりゅくりゅと丁寧に揉みはじめた。小指の先にも満たない小さな部位から、腰が溶けてなくなりそうな快楽が生じる。
 念入りに、しつこく、そして優しく。弱点を摘まれ、擦られ、捏ねくりまわされる。

「ぁ、ああぁああっあ」
「…こえ、本当、に、可愛いっ…。奥も、突いてあげますねっ…」
「ふ…ぅ」

 ちゅこちゅこっ、すりすりっ、かりかり。指腹に弱点をいじられながら、深い場所をゆっくりと突かれる。どちゅっ、どちゅっ、と衝撃が背骨に響く。

(あたまのなか、も、とろとろするぅ…っ)

「ん、あン、ああっ」
「舞香先輩…イキそう?」
「~~~っ…」

 くやしい。けど、クリと奥を同時に攻め立てられるのが気持ちよくて、コクンと頷く。
 頬に柔らかいキスが触れ、緩慢だった裕貴の動きが徐々に早くなる。彼の剛直と、私の粘膜がぬちゅぬちゅ擦れ合う。

「あっ、ああ、ぁン、もう」
「大好きです…っ」

 きゅっと肉粒を指で摘まれると同時に、これまで以上に強く重たく貫かれた――。

「――――ぁあぁぁぁあっん、いっく、ぅうう」
「…ッ」

 絶頂の瞬間、私を貫く性器が脈打ち、熱い奔流をドクドクとたっぷり注ぎ込まれるのを感じた。
 

*****

 その後も体中を愛撫され、たっぷりとイかされてしまった。
 理性をぐすぐずされて、気絶するように二度寝して目覚めたのが昼下がり。
 
 結局、飲み会での会話を思い出したのは、入浴後にタオルで髪を拭く最中だった。

「みんな酔っ払ってたし、まさか本気で告白されたとは思わなくて…」
「はい」
「…冗談に冗談で返したつもりだった」

 私の手を握り締めての「彼氏にしてください」という告白を、本気だとは思っていなかったのだ。
 ぼそぼそと告げると、彼は再び私の手を掬いあげ、愛おしげに握りしめた。

「…っ」
「では、改めて」
「う、…うん」
「―――先輩」
「うん」
「貴女の事が好きです。朝は手ひどくしてすみません。…こんな俺でよければ、彼氏にしてくれませんか」

 頬が熱くなる。私とて、祐貴に以前から惹かれていたのだから。

「…わ、わかった。じゃあ、いいよ。…付き合おう」
「…!」

 唇が近づいて、重なる。

「舞香先輩、大切にします」
「うん」
「えっちなことも、もっとしたいです…」
「…うん、私も」

 照れながら頷く私を見て、裕貴が幸せそうに笑った。

-FIN-

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