ルームメイトの幼馴染と一線を超えた日、イっても泣いても抜いてくれなくて…
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ルームメイトの幼馴染と一線を超えた日、イっても泣いても抜いてくれなくて… (ページ 1)
私と愁は幼馴染。
家が隣同士でなおかつ高校生まで学校が同じだった。
大学はお互い夢の関係で別々だったけど、親同士も仲が良いので顔を会わさない日の方が少なかった。
愁は私よりも先に一人暮らしをしていて、私が就職して実家を出るってなった時に友達とルームシェアをする…はずだったんだけど…。
「え? 彼氏ができた?」
そう、その友達に彼氏が出来て急遽ルームシェアの話が白紙に。
色々と手助けしてくれた愁にそのことを伝えると「だったら俺と住む?」って返ってきた。
「いや…それはだめ、でしょ」
「なんで?」
「だって…男と女じゃん」
「でも友達、でしょ? 困ってるなら仕方なくない?」
「そ、うだけど…」
「それに、就職先からも近い。部屋も2つあるから個室にできるよ? 次の住む場所が決まるまで期間限定でいいんじゃない?」
「う…」
愁とならそれなりに気が楽か…と思ったし何より立地条件の良さに惹かれて渋々承諾。
「じゃ、じゃあしばらくよろしくお願いします」
「おう、よろしく」
*****
そうして始まったルームシェア。
始めは大丈夫かなと心配もしていたけど、やっぱり愁の隣は居心地が良いのか特に大きな問題もなかった。
逆にそれが問題なんだけど。
そんなある日、愁が飲み会で酔っぱらって帰ってきた。
「未玖~、たっだいま~」
「え、ちょっと大丈夫? 酔っぱらってない? 水飲みなよ」
珍しく酔っている愁に水を渡すと、勢いよく水を飲みほしてた。
そのせいか零れた水が頬を伝ってスボンを濡らす。
「っ…」
「はぁ…ありがとう」
あれ?
なんか色っぽく見えたのは気のせい?
一瞬跳ねた心臓の原因を深く考えないようにしてその日はやり過ごした。
けれど、その日以降私は愁のことを意識するようになってしまった。
狭い台所で一緒にご飯を作っていると不意にぶつかる肩。
風呂上がりの上気した頬とわずかに濡れた髪。
手を挙げた時にちらっと見える引き締まった腹筋。
そういう目で見てしまう自分に嫌悪感を感じ、愁に対してなんだか後ろめたい気持ちになる。
でもまだ友達として過ごしていられるならとずるずるそんな関係が続いた。
そしてあっという間に1年が経過。
そろそろちゃんと住むところを探そうと数軒の不動産屋に行って帰宅すると…。
「未玖、もしかして家探してる?」
「え、うん。そうだけど…」
なんでって聞こうとしたけど、愁がなんだか不機嫌なことに気が付いた。
なんかあったのかな?
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