酔った私をシャワープレイへ上手く導いた彼。その昂ぶりは二人を狂わせてしまう。 (ページ 3)

 素直に甘える麻衣に隆一のペニスもすでに反り返っていた。今すぐ挿入してもいいのだが、麻衣の喜ぶ姿がもっと見たい。

「脚、開いて」

 麻衣の両脚に隙間を作ると、隆一は粘り気のある秘部ににゅるっと指を突き挿した。いつもより潤っている気がする。

「あぁっ…」

 たっぷり濡れているせいで、隆一の指があっさりと第二関節まで入った。そのままゆっくり指をかき回すと、じょぼじょぼと卑猥な音が響き始めた。

「いや、隆一くん、あぁ、もう…、やばい」

「凄い濡れ方してるけど、もうイク?」

「違う、なんか出そう」

「潮?」

「わかんない、あぁ、でも気持ちいい、あぁ」

 うっとりする麻衣の上半身が小刻みに揺れている。隆一は麻衣をバスタブの縁に座らせた。

「ちょっと遊びたい」

「え?」
 
 隆一はシャワーの温度を少し低めに合わせた。そしてシャワーヘッドを麻衣の陰部へ近づける。

「あんっ」

 思わず麻衣は声を出したが、一定の水圧がクリトリスに当たりじわじわと快感が襲う。

 隆一は角度を変えてシャワーで攻撃をし続ける。左からかけてみたり、上からかけてみたり、ほんの少しの角度が麻衣の反応を変えることを楽しんでいた。

「気持ちいい…」

 麻衣は初めての感覚に戸惑っていた。このシャワープレイでオーガズムの大きな波が近づいているような気がするが、自分でコントロールが出来そうにない。

「なんか出る…、出ちゃう…」

「出していいから」

「やだ…」

 隆一が指でぐいっと陰唇を広げると、そのままむき出しになったクリトリスにシャワーを当て続けた。

「あぁ、だめ、もう…あぁっ」

 これ以上にない敏感さを煽っているようだった。潮を吹くかもしれない緊張感と、明るい浴室でふしだらな格好で喘ぐ自分が信じられなかった。酔いが醒めてきているとは、とても言えない。

「ねぇ、いっちゃう…」

 蚊の鳴くような声でしか言えない麻衣は、羞恥心で気が狂いそうになっている。それなのに疼きが収まらない女体をどうしていいのかわからない。

「すごいエロい」

 隆一が興奮していた。

「ううっ、あぁ…」

「触って」

 隆一のペニスは暴発寸前で黒光りしている。

 なぜだかはわからないが、二人はとてつもなく昂っていた。その興奮は異常で、隆一はシャワーを戻し、くるっと麻衣の向きを反対にすると、一気に後ろから突き上げた。

「ぐうっ」

「あーっ」

 隆一が息をする暇もないほど腰を振り、奥までねじ込まれる感覚に、麻衣は全身を駆け巡る快感を味わっていた。

「だめ!あー、凄い、あー」

「俺も気持ちいい」

 唇を吸いながら激しく腰を打ち付ける隆一に、麻衣はとろけるような絶頂を感じ叫び続ける。

「ううっ、いっちゃう、あぁ、もう、いっちゃう、いく、イクー」

 身体中が痙攣をおこしたかのような反応を見せる麻衣に、隆一の限界は超えていた。

「ぐっ、おおっ」

 こらえていた隆一が麻衣のお尻にたっぷり放出した。

 出したままのシャワーの音に合わせて呼吸を整える二人だが、麻衣はどんな顔をして隆一を見ればいいのかわからない。

「麻衣、大丈夫?」

「うん」

 隆一はそれだけ言うと、何もなかったかのようにもう一度体を洗い始めた。

 思わず麻衣は背中にしがみつく。

「恥ずかしい」

「そう?」

 振り返った隆一の股間が、またむくむくと息を吹き返す。学生の頃、こっそり友達の家で見たシャワープレイのアダルトビデオ。きっと頭の中でいつかやってみたいという願望があったのかもしれない。

「俺、どうかしたみたい」

 笑ってキスをする隆一も、お酒の力に感謝していた。

 次はどちらが酔うのだろう。酔ったフリも悪くないかもしれない。絶頂の余韻に浸りながら、麻衣も隆一と同じ気持ちだった。

-FIN-

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