イタリア人シェフに焦らされ酔わされて…刺激的な屋外アバンチュール (ページ 4)
そしてそれから数日後、なんとなく恋の予感を感じながら彼のお店へと足を運んだ。
「いらっしゃいませ。お一人さまでいらっしゃいますか?」
「はい、予約をしている愛です。」
「お待ちいたしておりました。Jのお友達の方ですよね!どうぞこちらへ」
とカウンター席へ通された。
どうもお店のスタッフの人たちに、すでに私の話をしているようだ。
なんとなく気恥ずかしい。
まあ、でも、注目されていると思うと悪い気はしない。
天井が高く、広い高級感溢れるおしゃれな店内。
カウンター席もなかなか居心地がよい。
何より夜景が綺麗!さすが高層ビルの最上階のレストランだ。
愛は、まずはじめにグラスシャンパンを飲みながら、ゆっくりメニューを見ていると・・カウンター越しにJが現れた。
高さのある白い帽子とシェフの白い制服。
すてき!
とっても制服が似合っている。
「ハイ!愛ちゃん、元気?来てくれてありがとう」
「こんばんは。こちらの方こそ、この前は助けてくれてありがとう。素敵なお店ね」
「ゆっくりしていってね。僕は✕✕時で終わりだから一緒に帰ろう。」
「OK!じゃあ終わったら一緒に飲みましょう!」
なんとなくワクワクする。
注文した有機野菜の濃厚バーニャカウダを食べながら、好きな銘柄の白ワインを飲んでほろ酔い気分。
すると、美味しそうな白身魚のカルパッチョが運ばれてきた。
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