「…だからそんな事言わないで」スレ違い生活でセックスレスになっていた旦那と幸せお風呂エッチ (ページ 3)

「ま、まって!もうすぐ出るから。」

「え、何で?」

「な、何でって…!あっ!」

目を瞑る私の頭に暖かいシャワーがかけられ、徹の手が私の頭に触れる。

「頑張ってる優奈に特別サービス。洗ってあげるよ。」

「自分で出来っ…っ」

「ほら、動かないで。ちゃんと耳の中も流さなきゃ。」

徹の指が耳の中をこちょこちょと探り、くすぐったさで体がビクンッとはねた。

それに気付いたのか気付いてないのか。

そのままの調子で、今度はうなじに触れる手。

「流し忘れが無いようにしないとな~。」

すぐ後ろから聞こえる声は、なんだかとても楽しそう。

流し終えたのか、ロングの私の髪がサイドにまとめられたのが分かった。

「も、もういいでしょ?私はもう出るから…っ!?」

恥ずかしさに耐えられず、浴室から出ようと急いで体を起こそうとした…けれど。

「え!?」

それが出来なかったのは、徹の腕が私の体を抱きしめたからだ。

「…まだ、だめ。」

「っ!?」

さっきの子供のような声とは違う、色っぽい男性の声。

こんな声を聞いたのは久しぶり…というか、久しぶりすぎてどう返していいのか分からなくなる。

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