風邪をひいてかかりつけの病院を受診したら―大人の余裕に隠れたSな町医者 (ページ 6)

「もっと、触って…温かくて、気持ちいいから…」

「…千星ちゃん」

優しい瞳が困惑で曇る。

困らせちゃダメなのは分かっているのに、止められない。

「わたし、中学生の時、利人さんの手を思い出しながら…したことある」

初恋なんて甘酸っぱいものじゃなかった。

わたしは利人さんに欲情していたんだ。

「何をしたの?」

問診みたいな口調で利人さんが尋ねる。

「そんなの、言えない」

「じゃあ、やってみせて」

診察ベッドの上、わたしはスカートと下着を脱ぎ、脚を開いた。

いつものやり方で胸の先と尖った場所を弄る。

恥ずかしい場所は湿っているせいで、すぐに快感が生まれた。

「利人さん…ぁ…んん…」

静かな瞳の前で、自分の淫らさを晒す。

嘘みたいな状況が、わたしを余計に昂奮させた。

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