久しぶりに会えた年下の彼。彼に手を引かれながら部屋に入ると… (ページ 3)

至近距離で見つめられるのは、恥ずかしくてどうにも慣れない。

真っ直ぐな視線に耐えかねて目を閉じると、彼が軽く笑うのを感じた。

「可愛い」

「んっ」

耳元で声が聞こえたかと思うと、服の裾から和貴の手が入り込んできた。

予期せぬ彼の手の平に、藍那は反射で体を強張らせる。

「藍那の身体、熱い」

「ん…、ぁっ」

和貴は藍那の下着のホックを外して、藍那をベッドに押し倒した。

体をまさぐる和貴の手が、藍那の胸の尖りを掠める。

和貴は藍那の服をたくし上げ、露わになったその胸へと顔を埋めた。

「ひぁ…っ、ん、ん…っ」

温かく濡れた舌の感触に触発され、甘い痺れが藍那を犯す。

和貴はその舌で胸の先端を扱いながら、藍那の秘部に下着越しに触れた。

「あ…っ、和貴、ちょ、ま…っ!」

「ん……?まだ、だめ……?」

小首を傾げるその仕草に、藍那は言葉を詰まらせる。

普段は年下であることを理由に子供扱いすると拗ねるくせに、こういう時だけその立場を利用するのだから、タチが悪い。

「……ほんと、ずるい」

「ごめん……、でも俺、もう我慢出来ない」

「あ…!」

下着越しに触れていた指が、直接の刺激を藍那に与えた。

濡れそぼつ陰部へと、彼の指が侵入する。

「んっ、ぁ、ン……っ」

「大丈夫?痛くない?」

「うん、だいじょうぶ……」

久しぶりの行為であることを案じ、和貴が藍那に問いかける。

そんな彼を安心させるように、藍那は柔らかく微笑んで答えた。

「指……、増やすね」

「ぁ、は……!」

一つ断りを入れてから、和貴は藍那の中を慣らす指を増やす。

ばらばらと自分の中で蠢く細長い指を意識してしまい、藍那は無自覚に彼の指を締め付けた。

「っ、ねぇ…、いい?」

彼の問いに、藍那は首を縦に振って肯定の意を表した。

藍那の意思を確認した和貴は、自身に避妊具を被せるために覆いかぶさっていた上体を一旦起こす。

その様子は、普段温厚な和貴からは想像出来ない『男』を感じさせた。

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