「もっとエッチになって、全部見せて」好きだからいやらしくなっちゃう甘々カップル (ページ 5)

「恵」

何も答えられずに俯いていた。

こんな自分勝手な私の行動を、でも昌也さんは咎めることもなく

いつもの優しい声で名前を呼んで、後ろから抱き締めてくれた。

「何があったの?」

「それは…」

「言うまで離してあげないよ」

肩越しに顔を埋められて、耳元で囁くように言われる。

エッチなことをしている時に、よくされるように。

そう思うと、また体が熱くなってしまう。

視線を落とした先には、テーブルに置かれた杏仁豆腐と、その向こうにあるベッド。

昌也さんが私を愛してくれる場所

エッチなことをいっぱい教えてくれる場所

今日もいっぱい、ぎゅううって、してほしい場所

「私…」

「ん?」

「最近、変なんです」

「どこか具合でも悪いの?」

ふるふると首を横に振る。

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