「もっとエッチになって、全部見せて」好きだからいやらしくなっちゃう甘々カップル (ページ 10)

終わった後、いつものように昌也さんの腕の中にいた。

互いに汗ばんだ体だけど、お風呂はもうちょっと後でもいいかな、なんて思いながら。

いつもなら、まどろんで、そのまま寝てしまう…というパターンだけど。

今日はいつもと少し違った。

「っていうか、スキンケア用品って大抵は白じゃない?お風呂上がりに顔に付けようとしたら俺のザーメンを思い出して、エッチな気分のままベッドにもぐって、オナ」

「そ、それ以上は言わないで!」

慌てて昌也さんの言葉を遮る。

彼が今、面白おかしく話しているのは、私がさっき言ったこと。

穴があったら入りたいとは、まさにこのことだ。

「お願いだから忘れて下さい」

「無理だよ。あんなエッチなセリフ、一生忘れらんない。あ、そうだ。今の季節だと日焼け止めクリームも?」

「もう!昌也さんの意地悪!」

腕の中から抜け出して、昌也さんに背を向ける。

その温もりが離れてしまうと、少し寂しいけれど。

「こーら、待ちなさい」

でも、こんな子供じみたことで彼から逃げられる訳もなく、すぐに後ろから抱き締められてしまった。

コメント (0)

コメントを書く