浮気の潜入捜査でコンビを組まされた先輩に教わる嘘つきの見分け方
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浮気の潜入捜査でコンビを組まされた先輩に教わる嘘つきの見分け方 (ページ 1)
偶然というものは、本当にあるもののようです。
きっかけは日曜に新聞折り込みで見かけた探偵社のアルバイト募集でした。
簡単な事務と電話番という内容だったので応募したのですが意外な展開がすぐに起こったのです。
「・・・と言う訳ですよ、所長。」
「致し方なし・・・か。」
しばらく考え込んでいた所長が私を呼びました。
「真由くん、ちょっといいかな。」
「あ・・・はい?」
先輩が調査していた浮気調査でどうしてもラブホテルへの潜入が必要になったのだが、そのラブホテルはカップルでないと中に入れてくれないのだという。
「・・・と言う事で、宜しく頼むよ。」
「えっ!」
あまりにも唐突な事で本当に驚いたのです。
「男性と一緒にラブホテルですかっ!?それは・・・ちょっと・・・。」
「心配するな、俺は真由みたいな女はタイプじゃない。」
「ちょっと、義人さんっ!それって、かなり失礼な言い方だと思うんですけどっ!」
「事実だ、仕方ないだろ。」
年上の先輩探偵は、ややアンチヒーロー的な雰囲気がある。
もうちょっと、優しくしてくれたら・・・と思う事も多いんだけど・・・。
「おいっ、行くぞっ。」
「あ・・・、はい。」
こうしてターゲットを二人で尾行しているとやはりホテル街へと向かったのです。
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