厳しいことで有名な先輩講師に押される甘くてイジワルな研修印 (ページ 9)

「・・・研修、最終日、は、いかがでしたか」

荒い息のまま、松永先生は笑った。

「・・・と、、ても、参考、に、なりました」

「・・・可愛いな」

くしゃくしゃ。

先生は私の頭を撫でた。

「研修、終わらないからな。麻美、オマエをいつもそばで見てたいんだ」

「・・・はい」

「生徒には内緒。な、麻美、先生?」

返事の代わりに、いたずらっぽく笑う先生の頭をぎゅぎゅ、と強く抱きしめた。

-FIN-

この作品が良かったら「いいね!」しよう

20

コメント (0)

コメントを書く