電車で隣に座った男に狂わされていく私。ストーカーになり、男を追う私は電車の中で…
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電車で隣に座った男に狂わされていく私。ストーカーになり、男を追う私は電車の中で… (ページ 1)
「あんっ…やめてってば…今日は…もう、帰らないと…」
彼は、私がキッチンに立つといたずらしたくなるらしく、コーヒーカップを洗っていたら、後ろから抱きつかれ首筋にキスをされた。
ブラウスのボタンを外し、ブラに手を入れて両方の乳首を指先で弄び、首筋を舐めてくる。
もう帰るって言っているのに、そんなことをされたら、帰れなくなってしまう。
あっという間に下着を濡らしてしまい、脚に力が入らなくなる。
「奈津、泊まってけよ」
「んんっ…はあっ…着替えがないから…だめ…」
彼の硬くなったペニスが、腰のあたりに押しつけられている。
今日の飲み会で結婚報告をして、同僚たちに散々いじられた。
明日同じ服で会社には、さすがに行けない。
「そうか、わかったよ。早く引っ越したいね。そしたら奈津と毎日できるのに…」
私は洗い終わったカップを洗いかごに伏せ、彼の唇に軽くキスをした。
「じゃあね」
私は、彼の家を出た。
彼の家から、家族と暮らす私の家まで帰るには、いったんオフィスのあるターミナル駅まで出て、そこから少し離れた別の路線のターミナルまで歩き、また45分ほど電車に乗らなければならない。
長い道のりだ。
時計を見ると、もう11時過ぎだった。
家に着くのは、日付が変わるころになってしまう。
彼がなかなか新居のカーテンの色を決めてくれないので、飲み会のあと、彼の家に行った。
早く決めてオーダーしたかったのだ。
私が選んだ候補は彼の好みでないということで、1から選び直しとなった。
ほぼ決まりかけたところで、やっぱりブラインドにしないかと言われて脱力した。
最近、彼と気持ちがすれ違うことが多いような気がする。
カーテンのこともそうだし、それから彼の家を出る前のことも。
あのとき、無理矢理にでも、されたかった。
私にはそういう願望がある。
凌辱、とか、蹂躙という文字を見ると、心が震えるのだ。
でもそんなこと、彼には言えない。
入籍まであと2か月。
同じタイミングで二人で新居に引っ越す。
寝室は当然のことながらひとつで、ダブルベッドもすでに購入した。
それが嫌なわけではないけれど、ひとりになれる空間がなくなってしまうのも、不安だ。
これが、マリッジブルーというものなのだろうか。
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