「…もっと激しくしてあげるね」Sな彼に逆らえないMな私 (ページ 2)

出発するためエンジンをかけようとした時、大翔に腕を引き寄せられ耳元で囁かれる。

「会えて嬉しいよ、亜衣」

思わず顔が火照るのがわかる。

「わ、わたしも…だよ」

そのまま顔を上へ向かされキスされた。

最初は軽く、そしてだんだんと長く……。とろけるようなキスになる。

「大翔っ…だめ、見られちゃうよ…っ」

ここは車。

もう辺りは暗くても全く見えないわけではない。

「だめ?」

「……だめ、じゃないけど……」

「けど?」

「帰ってからにしよ?」

いたずらっぽく大翔が笑う。

「亜衣の家ならいいの?」

「……う、ん」

だってずっと待ってたんだもん。

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