「もっと、エロい音、聴かせて」売れないミュージシャンにかき鳴らされる身体 (ページ 8)

「もう一回」

「やだ。録音しながらとか、無理」

「なんで!絶対、いい曲にするから!」

「そういう問題じゃないでしょう」

「えー。もう、歌詞は頭ん中で出来てるのに」

甘えながら拗ねるカイに、これ以上ノーとは言えそうにない。

「…分かった」

「やった!じゃあ、すぐ、しよう」

「それは無理!ちょっと休ませて…んんっ…」

カイがキスで私の唇を塞ぐ。

柔らかい舌の動きに、体がとろけ始めた。

「俺、これから、ずっとリコさんのために歌うから」

歌声より少し低い声で、カイが囁いた。

-FIN-

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