同棲中の彼氏がホストが故に…ツンデレ彼女が彼氏のドSスイッチを押しちゃう夜 (ページ 6)
笑ってしまうようなクサい台詞。
悪戯っ子のように笑いながらそう私の言い聞かせると、私の眼を見ながら派手な真紅のシャツを脱ぎ捨てて半裸になる。
そのままの勢いで私もパジャマの丈の長いワンピースを脱がされて。
あっという間に裸に剥かれて、それからは愛撫とキスの嵐。
唇から、耳、首筋、鎖骨、と甘噛みを加えながら啄ばまれる。
くすぐったさと気持ちよさが入り混じって少し息が上がってしまう。
指先でなぞるように触れられれば粟立つ肌。
彼に触れられる場所へと神経が集中するような、すべて快楽へと変わってく。
激しくというよりは、じわりと身体に覚えこませるような感覚。
胸元を這うようにキスを落とされれば、いとも簡単に心拍数があがってく。
パーマのかかったふわふわの頭を引き寄せてみる。
「ん、男のロマンかも」
「…なにが?」
「好きな女のおっぱいに埋もれるの」
「…あのさ、ほんとそういうこと言わなかったらいい男だと思う」
「男はいつまでも少年なの、変態なの」
そんな馬鹿げたことも至って真顔で言ってくるから可笑しい。
状況に見合わない軽口、でも嫌いじゃない。
これは彼なりの気遣いだとも知っているから。
警戒させないように、独り善がりにならないように。
「どっち?」
「どっちも」
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