アルバイト先で出会った大学生のカレ。誘われたまま家について行くと…。 (ページ 2)

「僕の部屋で、もう1杯どうですか」

「えっ…」

「すぐそこですから」

 びっくりしている私をよそに、彼はさっさと歩き始めた。

 付いて行ってもいいものかどうか、私が迷いかけると、彼は戻ってきて、私の手を取った。

 男の人に手を握られるなんて、何年ぶりだろう。

 少し湿ったその手の感触を、何故か私は拒めなかった。

 男の人の部屋にしては、片付いていた。

 彼はベッドに腰かけ、戸惑っている私に、自分の隣をぽんぽんと叩いた。

 仕方なく、私は彼の隣に座る。

「下の名前、教えてください」

「…歩美」

「僕は、恭介」

 やや間を空けて、恭介は言った。

「あなたが初めて来た日から、ずっと好きでした」

 何と答えていいか分からずにいると、急に唇を塞がれた。

 まだ若い人らしい、性急なキスだった。

 僕の部屋でコーヒーを…と言われた時に、大体予想は付いていた。

 余裕のない性急さが、女としては、少し怖かった。

 長いキスの後、恭介は私を真正面から見据えた。

 そして、やや乱暴に押し倒された。

 剥ぎ取るように、Tシャツを脱がされる。

 ブラジャーを外すのももどかしそうに、乳首に唇を寄せる。

 初めて感じる、年下の男の人の愛撫。

 欲情しきった熱い吐息が、私の体をくすぐる。

 恭介の欲望にほだされるように、体の芯が熱を帯びる。

 まるで強姦魔のように、私が履いていたジーンズを乱暴に脱がせると、ショーツも一緒に脱げてしまう。

 恐怖心や羞恥心を感じる間もなく、恭介は私の足の間に顔を埋めた。

 舌先の愛撫で分かる。

 女にも、セックスにも慣れていない。

 女を感じさせる部分というものを、心得ていない。

 でも、怖さよりも不思議な満足感があった。

 こんなにも私を求めてくれて、初めて見た時から好きだったと言ってくれるなんて。

 私の体にむしゃぶりつく恭介に愛おしさを覚え、自分が感じることよりも、彼を感じさせてあげたくなった。

 急に起き上がった私に戸惑う様子を見せた恭介だったけれど、彼の足を開き、既に固く張りつめたものを軽く握ると、彼は吐息を漏らした。

 それを、優しく、ゆっくりとこする。

「もっと…もっとして」

 きっと恭介は、自分でする時に、激しくこすっているのだろう。

 彼の言葉を聞き入れ、私は遠慮なく上下に手を動かす。

 恭介の吐息が、切なくなる。

「歩美さん…舐めてよ…」

 私は遠慮なく、彼のものを口に含んだ。

 強弱を付けて吸ったり、先端をいやらしく舐め回したり…。

「歩美さん、すごくいいよ…。もっと…もっとして…」

 いやらしい音を立てながら、彼の望み通りにすると、泣きそうな声で訴えられた。

「イッちゃいそうだよ…」

 いったん、口を離した私だったけれど、年下の男の人が感じている姿に、興奮している。

 年上の男の人とばかり付き合ってきた私にとって、初めての体験だ。

 年下の男の人が、こんなに可愛げのあるものだと、初めて知った。

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