「すべての男に嫉妬してるよ」カラオケボックスで知らされる彼の本音 (ページ 4)

「怜依もなんであんな奴らと」

棗が言うと、一馬がしたり顔で言う。

「そりゃぁ、店長のせいじゃないっスか?」

「俺のせい?なんで」

「俺、みたっすよ」

「なにを」

「店長が、すげー美人とキスしてるところ」

「・・・!」

「店長も、動揺するんスね」

棗が苦虫をかみつぶしたような顔で答えた。

「大人をからかうなよー」

******

「う・・ん」

内腿をくすぐる感覚に、怜依がゆっくりと目を覚ます。

薄暗いカラオケボックスの一室。

だが、テレビは付いておらず、しん、とした静寂。

「・・目が覚めたか?」

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