「コーチもたまには一緒に泳ごうよ」夜のプールに引きずり込まれて熱くなるのは… (ページ 8)

「ヤバい。美咲が可愛すぎてイキそう。」

「い…いょ……。イッ…ても……。」

途切れ途切れ私が言うと亮の眉はますます下がった。

「男が先にイッたらカッコ悪いだろ?」

「そんなこと……。」

「いつも美咲が上に立ってるから、こーゆー時くらいオレが上に立ちたいんだよ。」

確かにいつもは私が亮に教える立場だ。

それは仕方がないことなのだが、それを気にしている亮が何だか可愛く見えた。

「我慢しなくていいよ。だって一回じゃ終わらないでしょ?」

ワザとふざけて言うと、亮は驚いていた。

そしていつもの顔に戻って言った。

「そうだなぁ。オレ若いから、あと三回は付き合ってもらわないと。」

「三回……。」

「そう。ここじゃマズいから続きは場所を移してからだけど。」

「ムリだって…。」

「大丈夫。美咲は何もしなくてイイから。」

今までにないくらい一番いい笑顔を見せる亮。

「それじゃ遠慮なくイカせてもらうね。」

そう言って、また亮は激しく動き出したーーー。

-FIN-

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