麻酔から目覚めるとドクターにキスをされて…恋人のいない国の診療室 (ページ 2)

病院へ到着すると、どこの国でも同じように多くの患者さんで溢れかえっている。

受付で聞いてみると、担当のドクターは今日の夜なら診察できるという。

すぐに予約をして一旦ホテルへ戻ることにした。

予約の時間は、今夜21:00。

夜の診察か。

珍しいな・・

ま、でもここはスペイン。

そんなこともあるのだろう。

そして、予約の時間に病院へ行ってみた。

やはり、夜になるとあまり人はいない。

受け付けに男性係員がひとり座っているだけ。

他に患者さんはいないのかな・・・

「すみません。20:00に予約をしているOO葉月です。これが予約チケットです。」

「はい、じゃー、そこの角を曲がってOO号室へお入りください。」

「はい、ありがとう」

指定されて部屋へ向かって廊下を歩いていても全く人がいない。

なんだか不安がよぎるが、まあここはまともな病院。

問題ないだろう。

コンコン!!

ドアをノックすると、中からドクターの声が聞こえた。

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