飼い猫ばかりを可愛がる彼に寂しさを感じていたら…気づいてくれた彼と2ラウンド (ページ 8)

「腰動いてる」

「だって、足りないよ」

「もっと?」

「もっと…あと」

「ん?」

「英治の顔、見たい」

「りょーかい」

正常位に戻って、動きが再開される。やっぱりこの体位が一番好き。

「はあっ…いいよお、もっと、して」

「絵美のおねだりって、ほんとエロい」

「だって、あっ、やあ…!」

英治の動きが段々と早くなっていく。

もうすぐかもしれない。

その時、ぽたりと雫のようなものが落ちてきた。

それは英治の汗だったのだろう。

けれど、その時の私にはそんなことを考えている余裕なんてなかった。

最奥で動きを止めた英治が、倒れ込むように覆いかぶさってきた。

広い背中に腕を回せば、汗でびっしょりだった。

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