パパ活募集したら、やってきたのはまさかの後輩!口止め料は私の体で…♡
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パパ活募集したら、やってきたのはまさかの後輩!口止め料は私の体で…♡ (ページ 1)
化粧品代、季節の洋服代、美容院代、ネイル等々、女の子は何かと毎月出費が多い。
私も例に漏れず、先月はついついお買い物をし過ぎてしまって、家計は完全に赤字になってしまった。
そんなどうしようもないボヤきを、学生時代の友人に相談したところ勧められたのがパパ活。
確かに、最近耳にする機会の多いワードだけど…と尻ごみする私の背中を押したのは「皆こっそりやってるよ」という友達の一言だった。
皆やってるという言葉で何となく安心感を持った私は、教えてもらったアプリをインストールしてみることにした。
*****
アプリを始めてから少し経ったある週末、私は1人の男性と実際に会うことになった。
お相手の男性はメッセージの感じからして、とても穏やかで話しやすい人という印象。
そして、何より驚いたのは意外にも私と歳が近いということだった。
彼曰く、若すぎる子は何となく話が合わなかったり、気を遣い過ぎてしまうとのこと。
そんな人もいるんだなぁ、なんて考えていた私の顔にふっと影が差し、そして…
「音さんですよね?」
名前を呼ばれて、思わずびくりと肩が跳ねる。
慌てて声の主に向き合って、ぺこりと一礼して顔を上げると、そこには。
「…潤君?」
私を見下ろすお相手はどう見ても、同じ会社の後輩で、私の頭は一気にパニックに陥る。
「え、潤君?なんで、ここに…」
驚きと混乱で、うまく言葉が出てこない。
どうして、何で…?同じ会社の人が現れるなんて…どうしよう、こんな事バレたら…っ
最悪の事態を想定して、頭が真っ白になり、全身から血の気が引いていく感覚がする。
何とかしないと…と考えるのに、どうしても良い言い訳が思いつかない。
どうしよう、このままじゃ…と、そこまで考えた瞬間。
「ねぇ、音さん。今何考えてるか、当てましょうか」
「え…」
「会社にバラされたら、どうしようって思ってますよね」
「…っ、お願い…潤君。会社には…」
「大丈夫ですよ。言いふらしたりなんてしませんから」
にこり、とあくまでも爽やかに潤君が笑う。
その表情に少しだけホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。
「その代わり、俺とパパ活しましょう」
元々そういう約束でしたよね?と表情を変えない彼に腕を引かれるがまま、私はその場を後にした。
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