電車の中で会ったドSの男にアナル調教される私。二本挿しにされ、イキ狂って絶叫。 (ページ 6)
ふしだらな私への罰は、意外にも早くやってきた。
夜、自宅でくつろいでいると、カメラのアプリに動体検知の通知が入った。
彼が帰宅したのだろう。
カメラの映像を確認した。
ふたり、映っている。
もうひとりは、あの後輩だった。
ブラウスのボタンは外されていて、膝のあたりに下着が引っ掛かっている。
彼がネクタイを解き、後輩を後ろ手に縛る。
後輩の腰をつかんで、立ったまま挿入し、激しく腰を動かし始める。
後輩が嬌声をあげる。
彼にも、後輩にも、不思議と腹は立たなかった。
すべて、私のせいだからだ。
彼は後輩を押し倒し、首筋を噛み、ベッドを激しくきしませて腰を打ちつけ、そして果てる。
彼が、後輩を縛っていたネクタイを解く。
「奈津は、セックスがあまり好きじゃないみたいだから、こんなことは絶対にさせられない」
と満足げに言って、後輩を抱きしめる。
*****
「どうしたの? ストーカーさん?」
泉は、家にいた。
きれいに整頓された、余計なものがない部屋だった。
泉に、気が狂うまで抱いてもらって、すべてを忘れたい。
そう思ったら、居ても立っても居られなくなって、家を出た。
彼のことを話した。
「そういう恋愛相談みたいなことは、苦手なんだ。でも奈津とはこんなことできないって…とんでもない淫乱の変態女なのに」
反応するのはそこか。
泉らしい。
「彼のところに行きなよ、ここじゃなくて」
正論すぎてめまいがする。
「で、奈津の本当の姿を彼に見せる。奪われたら奪い返せばいい」
私を奪うとは、言ってくれないのか。
「そんなことしたら、引かれちゃう…」
「そうかな、俺は好きだけど」
好き、という言葉に心臓を鷲掴みにされる。
でも、私のことではなく、私のような変態女、という意味なのだろう。
「じゃあね、奈津」
私は泉の眼をじっと見つめる。
帰りたくない。
その眼には、欲望のかけらすらも、もう映し出されてはいなかった。
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