電車で隣に座った男に狂わされていく私。ストーカーになり、男を追う私は電車の中で… (ページ 3)

男のスマホが、コートの下の私に提示される。

「舐めて」

ディスプレイに浮かぶ文字を読んで、体が竦む。

男はファスナーを開け、硬くなったペニスを取り出す。

抵抗は…できなかった。

亀頭を口に含み、舌で先端の窪みを舐める。

電車の中で知らない男にこんなことをさせられていると思うと、身体の芯が痺れて、頭がぐらぐらする。

男に頭をぐっと押されて、ペニスが喉の奥まで入ってくる。

むせてしまって涙が出る。

電車が動きだす。

電車の揺れに合わせて、ペニスを唇で扱いて舐めあげる。

男の手の力は緩み、いい子だ、というように、私の髪を撫でる。

次の駅が近づいてきたようで、電車は減速し始める。

身体が投げ出されそうになり、ペニスに歯を立ててしまい、頭を押さえつけられる。

男の息遣いが荒く、激しくなる。

男のペニスは更に膨張し、はちきれそうだ。

喉の奥に吸い込んでから、軽くリリースし、裏筋に舌を這わせる。

男が深く長い息を吐き、口の中が精液で満たされる。

どうすることもできず、飲み下し、私は身体を起こす。

蛍光灯に照らされた車内は、何ごともなかったように白々しく平和で、私は拍子抜けしてしまう。

電車が再び減速し、次の停車駅が告げられる。

完全に停止すると男は座席から立ち上がり、電車を降りた。

私が降りる駅の3つ手前の駅だった。

胸が、ざわつく。

座席の下を見ると、紫色のイヤホンの片方が落ちている。

ドアが閉まります、というアナウンス。

それを拾い上げ、私は閉まりかけたドアを駆け抜け、ホームに降りる。

人波を追って、階段を駆け上がり、紺のコートの男を見つける。

充分な距離を保ちながら、見失わないように後を追う。

改札を抜け、大通りを歩き、緩やかな坂を上がって、小路に入る。

そこは閑静な住宅街で、男は白く塗られた比較的新しいアパートに入っていく。

外階段を上がり、男は2階の右端のドアの向こうに消えた。

しばらく待ってから、私は足音を立てないように外階段を上がる。

210号室。

表札には泉と書かれている。

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