音フェチクラブでカリスマデビュー!エッチな音をいっぱい聞いてほしいの!

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音フェチクラブでカリスマデビュー!エッチな音をいっぱい聞いてほしいの! (ページ 1)

さやかは焦って階段を降りていた。

この数日、便秘に悩まされていて、どうしようもなく、昨夜下剤を飲んだのだ。

穏やかに効く、そう書いてあったものの、よく分量が分からないまま適当に飲んでしまった。

オフィスで隣の後輩に聞こえそうな音でお腹がぎゅるぎゅる言い出した時には、本当に焦った。トイレに向かったものの、誰か知り合いが入ってきたら聞かれてしまうのは嫌だった。

他のフロアのトイレに行こう。

雑居ビルの7階のオフィスから、非常階段を使って降りてきた。ここならあまり人には会わない。エレベーターなんかで誰かと一緒になったら、なぜよその階に行くのかと詮索されてしまう。それにお腹の音を聞かれるかも知れない。

4階まできて、確かここは占いや小さいオフィスが数件入居しているはずだと思った。ここなら部外者がいても誰も気にしないだろう。

*****

非常扉からフロアに入ると、ギュルギュルと音を立てるお腹を抱えながら、息を荒くして、さやかはトイレに向かった。

はぁ、はぁ、はあ、はあ、

数日の便秘ですっかり固くなった便を下剤が押し出そうとする。波のようにくる腹痛と栓のようなかちかちの便で、さやかは荒い息をした。

「あ、んんっ」

びりりっびりりっと品の無い音をたてて、数日分の溜まったものが排出される。

「あぁ」思わずため息が漏れた。この数日悩まされていたお腹の痛みがすっきりしたのだ。

しかし、お腹の痛みが引くのと反対に恥ずかしさが込み上げてきた。

それにどうも少し切れた気がする。

トイレットペーパーで押さえてたしかめてみる。結構な血が付いた。

個室から出ると、誰も居ないと思っていたトイレに、白衣の上品そうな女性が立っていた。

いやだ、聞かれちゃった…さやかがそう思った途端、女性が話しかけてきた。

「余計なお世話ですけど、大丈夫ですか?具合が悪いのでは?」

さやかは赤くなって答える。

「大丈夫です…その、あまり下剤が合わなかったみたいで…」

「よろしければ、そこの店の者ですが、少し休んで行かれませんか?」

さやかはまだ落ち着かない腹具合を考えて、何となく従った。相手の白衣が信用できる気がした。

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