「心は諦めたから、身体だけ頂戴」彼氏の幼馴染に求めるまで焦らされ続けて― (ページ 3)

「じゃあ、悪いのは無防備な赤ずきんと本能に逆らえない狼ってことにしておこうか」

「無防備なんかじゃない――ってばっ。きゃ――っ」

シンは私をベッドに押し倒すと、何の前触れもなくスカートに中に手を入れて、あっという間にストッキングと下着を抜き取っていった。

「ほら、べとべと。あんまり我侭言ってると、ハサミで切り刻んじゃうよ?ノーパンで帰る羽目になるけど、それでもいい?」

冗談とも本気ともわからない呑気な口調だが、目の奥が笑ってないので私は唇を噛むことしか出来なかった。

「シンちゃん、やめようよ。ね、私はタクが好きだし、シンちゃんとはこういうことできないの――っ」

むぎゅ、と、服の上からシンちゃんの大きな手が私の乳房を揉みしだく。

「大丈夫。別に俺のこと好きになってくれなくていい。心は諦めたから、身体だけ頂戴。すげぇ気持ちいいことしてあげる」

熱い吐息と淫靡な声が、耳元で私を甘く誘惑した。

「いや、だ――っ」

がぶりと、耳朶を甘噛みされる。

唇と舌が優しく首筋を這う。

服の下から遠慮がちに差し込まれた右手は、くすぐるようにお腹やわき腹を這いまわり、左手は相変わらず服の上からやわやわと乳房を揉み続けた。

「くぅん――。ふぁあんっ」

与えられる刺激に耐え切れず、友達には決して聞かせることのないはずの甘い声が唇から零れ落ちていく。

「エロい目。レナちゃん、もっと欲しくてたまらないって顔してるよ」

「そんなこと――っ」

服をめくり上げたシンちゃんは、ブラジャーをずらして乳房に指を這わせる。

だけど、一番刺激が欲しい乳首には決して触れてくれない。

信じられないくらい長い時間、愛撫は続く。

はぁ、はぁ、と荒い息遣いが部屋を満たす。

スカートが濡れちゃうんじゃないかと思うくらい、愛液も溢れ出していた。

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