意地悪で冷たい欲望しか感じられなくとも自ら囚われる快楽の練習 (ページ 4)
「っ…。」
再び感じた心の痛みを振り払いたくて、私はもう一度目の前の唇にキスをした。
ねだるように、それを何度も何度も繰り返す。
「んん!…っ!」
冷たい先生の手が、私の白衣の中へと入り込み、そのままブラの中まで触れた。
「…どうしたの?今日はやけに積極的。それに…もう感じてる。」
「そ、そんな事…ああっ!」
強めに胸の突起を摘まれ、ピクッと跳ねる私の体。
まるで反応を楽しむかのように、目の前の唇がクスッと笑った。
「強くされるの、気持ちい?」
「や、やぁ…っあ!清二さっ…っ!」
私の耳を舌の先でなぞり、低い声でいやらしく問いかける。
途端に、ゾクゾクとした快感が背中に走り、先生の白衣の胸元にギュッとしがみついた。
「そんなにくっつかれると何も出来ない。」
「で、でも…っ」
「…なら今日は、梨香が最後までやって。」
「っ!?」
スッと白衣から手を引いて、挑発するような目で私を見る。
そして、言葉の意味を理解できないまま固まる私に、触れるだけのキスを落とした。
「するんでしょ?…“練習”。」
楽しそうに笑う口元には、優しさなんて微塵も感じない。
ただ感じるのは、意地悪で冷たい欲望。
それだけ。
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