専業主婦がハマった理想の彼とのデートと甘い時間
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専業主婦がハマった理想の彼とのデートと甘い時間 (ページ 1)
ちょっとだけ、冒険してみたいと思った。
だって、あんまりにも退屈だったから。
結婚したのは一年前。夫とは、知人の紹介で知り合った。
付き合い始めてから半年ほどで、ゴールイン。
夫は無口で、家のことには無関心。「飯、風呂、寝る」すらろくに言わない。
たぶん、食事とか洗濯とか、日々の家事をやってくれる人が欲しくて、結婚しただけだと思う。
――ま、あたしだって似たようなもんか。
当時勤めていた職場の人間関係がゴタゴタしていたせいもあって、とにかく早く仕事を辞めて、専業主婦になりたかった。
その希望は叶ったけれど。
友達も少なく、外出といえば、近所のスーパーやドラッグストアくらいのもの。これといった趣味もない。
平坦でトラブルもない静かな日々が、こんなに退屈なものだったなんて、想像もしていなかった。
子供でもいれば、また違うんだろうけど。
夫と没交渉ってわけじゃないけど――むしろ、夫とのエッチは「それ」だけが目的。お互い黙々と努力する、って感じ。
毎日毎日、ただ同じことの繰り返し。
――もううんざり。
そんな時、暇つぶしに眺めていたネットで、ふと見つけてしまった。
『彼氏、貸します。レンタル・ボーイ』
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