放課後の生徒指導室。本来なら生徒が指導される筈の部屋、それなのに…
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
放課後の生徒指導室。本来なら生徒が指導される筈の部屋、それなのに… (ページ 1)
放課後の生徒指導室。
本来なら生徒が指導されるはずなのに、今夜はわたしが指導される立場…
「千星先生、生徒との距離感には気をつけろと言いましたよね」
教頭である利人さんが椅子に座ったまま、わたしを鋭い視線で射抜く。
「はい…気をつけています…」
立たされているわたしは、怯えた顔を向けるしかない。
「では、どうして今回、保護者からクレームが入ったんでしょうか」
「…学校外で男子生徒と立ち話をしたからです」
「ただ、立ち話をしていただけなら、クレームなんて入りません」
そう言われても、本当に他愛のない話をしただけ。
でも、反論したら余計に怒られる。
「千星先生がいやらしい雰囲気を出しているからです」
黙っていたら、無茶苦茶な結論を出されてしまった。
「そんな…出してません」
首をふるふると振って否定する。
「出てますよ」
利人さんが立ち上がり、わたしの顎を指でとらえた。
メガネの奥の切れ長の目が、残酷な光を発している。
「欲求不満だから、そういう雰囲気が出るんですよ」
「すみません…」
「僕が指導するしかありませんね」
利人さんは眼鏡を外し、事務机の上に置いた。
「裸になって机に手をつきなさい」
冷たい声に体が反抗できない。
わたしは素直に服を脱ぎ、全裸で机に手をついた。
コメント (0)