執事とお嬢さまに成り切るシチュエーションプレイで得る刺激的な快楽 (ページ 2)
しかし、ふだんならすぐに気持ち良くしてくれるその手が、今日はなかなか核心に触れない。
そして、こちらを試すような目線で、ちらちらと伺ってくる。
(きっと、私がお嬢さまっぽく振る舞うのを待ってるんだ。恥ずかしいけど、こうなったら成り切ってやる!)
私は彼の手をとると、自らの胸に手を押し当てて言った。
「こちらも、さわってくださる?」
使い慣れないお嬢さま口調に、背中がかゆくなる。
しかし、彼はそんな私の振る舞いに興奮したようで、
「かしこまりました、恵那お嬢さま」
そう言うやいなや、すぐにシャツをめくりあげ、私の右胸を揉みしだいてきた。
そして、左の胸の突起を、尖らせた舌先で軽くつつく。
「ぁっ」
甘い痺れが走って、思わず高い声が出た。
裕也の舌は、さらに、私の乳輪をなぞるようにくるくると這ったあと、今度は押しつぶすようにしてきた。
その間、右手での愛撫も忘れない。
手のひら全体でやわらかく揉んだり、かと思えば爪で先端を掻いてみたり。
その度に、甘い痺れが全身を駆け巡って、知らず知らずのうちに太腿をこすり合わせていた。
(そろそろ、胸以外もさわってほしいな……)
恨めしげに裕也を見つめるも、彼は素知らぬ顔で胸への愛撫を続ける。
「むぅ」
「おや、どうして欲しいのか言っていただかないと、わかりませんよ?」
耳元で囁かれるそんな声は、普段の優しい祐也とは打って変わって、いじわるな響きを含んでいた。
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