保育園児のお兄ちゃんと…一度だけの約束エッチ (ページ 3)

「お父さん、いつも遅いの?」

病院でナル君を診てもらった後、自宅に送る車の中、後部座席のカイ君に聞いてみる。

「そうですね。今は繁忙期だから、泊りも珍しくないです」

「そっか」

「あ、でも、食事は祖母が作ってくれるし、大丈夫です」

「おばあちゃんがサポートしてくれるなら安心だね」

それでも、カイ君の負担は大きいに違いない。

「ばーばの家、行きたい!」

突然、ナル君が大きなの声を出した。私がおばあちゃんという言葉を口にしてしまったせいらしい。

「ダメだよ。明日は兄ちゃん、学校が朝早いから、ばーばの家にお泊りできないの」

「やだ!ばーばの家に行く!」

ナル君は普段すごく聞き分けの良い子なのに、駄々をこねるなんてびっくりだ。それだけ、お兄ちゃんには甘えられるということなんだろう。

「ナル!ワガママ言うな!」

「うぅ…兄ちゃんのばかぁ」

びしっと怒るカイ君に、ナル君が大声で泣きだす。

「泣くなって」

カイ君の困った声に胸がきゅっとなった。

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