「なんですぐ抱かれるの。誰でもいいの?」モデルになった同級生と再会したら― (ページ 2)
透に再会したのは数時間前のこと。
私は大学の課題をしながらカフェで珈琲を飲んでいた。
するといきなり「久しぶり」と、声をかけられた。
透は帽子と眼鏡というよくある変装をしていたけれど、雑誌でよく透を見ていたのですぐにわかった。
「あっ」
透は静かに私の服を脱がせた。
服を剥いだ側から、キスをしていく。
そして、ゆっくりと、割れ物のように私の体を触った。
「くすぐったい」
「まだ、余裕なの?」
すらと、透の手が太ももを撫でて、私の一番敏感なところに触れた。
「やっ」
「嫌ならやめるけど?」
「や、じゃ、ない」
「唯、まだ触ってないのに、濡れてる」
再会した時、ファンが集まると困るからすぐに近くのホテルに行って、それから話そうと言われた。
やっぱりモデルは違うなあ、それとも、もしかして体目当て?とも思ったけど、それでもいいように思えた。
今は一秒でも透の側にいられるだけで、私は嬉しかった。
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