「鍵は掛けていませんよ」優秀な年上秘書と社長室でイケナイ午後の休憩 (ページ 6)
「社長?もうイキそうですか?」
足の間から私を見上げて、彼が訊ねた。
その唇が少し濡れてるのも、私の快感を煽る。
「ん…もう、お願い…!」
「いいですよ、社長の好きなトコ、シてあげますから」
『社長』ばっかりで名前を呼ばないのは、仕事中に社長室で快感に溺れる私に背徳感を与えるという彼の意地悪。
でもそんなのはもうどうでもいい。
早くイカせてほしい。
「あっ…奨哉…!」
彼の舌が小刻みに動いて、私の蕾を刺激する。
ときどきツンツンと舌先でつついて、愛液を掬って垂らしたら、またぺろぺろと細かく刺激する。
彼の吐息が直接かかって、それも気持ちいい。
もう本当にイキそう。
口を手で押さえながら、もう片方の手で彼の頭を寄せる。
「奨哉、んっ…もう、だめ…あぁ…!」
激しく動く彼の舌が、私を極限まで高めて、そして、
「ん、んん…っ!」
びくん、びくん、と体が大きく跳ねた。
舌が蕾を弾くたびに、快感で震える。
最高に気持ちよくイった私に、彼が微笑んだ。
「どうでした?」
「ん…よかっ、た…」
余韻に浸りながら呼吸を落ち着かせる。
でも、と彼が言う。
「もっと欲しいものがありますよね?」
爽やかな微笑と、いやらしさを含んだ目。
彼は私の着衣を整えながら、唇を耳に近づけた。
「続きは仕事が終わってから、俺の部屋で。ね?百合」
秘書兼恋人はそう囁いて、唇に軽くキスしてから、丁寧に一礼して社長室を出て行った。
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