クリスマスに駆りだされたバイト先の店長に視姦されて感じちゃう (ページ 4)

「ミニワインなら付けられますよ」

「え、ワイン付くの！じゃあ、買おうかな」

「じゃあ、俺も買おう」

「ありがとうございます」

酔っ払いのノリに上手く付き合いながら、利人さんはケーキを売りさばいた。

「無理しないでって言ったのに」

遅番と交代して、バックヤードに引っ込んだ途端、利人さんがわたしを叱る。

「すみません…」

悔しさと絡まれた時の怖さを思い出して、鼻の奥がツンとした。

「少し事務所で話そうか」

利人さんに促されて事務所に入る。

シンと静かな空間は冷たい。

すごく悲しくなった。

自分が情けない。

泣くまいと噛んだ唇に、優しい指が触れた。

「唇を噛まないの。傷になるから」

「え…っ…」

親指が下唇をなぞるのに気を取られていたら、キスが落ちてきた。

軽く啄むようなキス。

突然のキス。